Simple life*

見たこと聞こえたこと感じたこと思うまま

本物を知る人々と一緒にいるということ

田辺から友人夫婦が家を訪ねてきてくれました。
「友人」と言っても、同年代ではなく、自分たちの親世代。
しかも、昔からの知り合いでもなく、去年一昨年?あたりに出会ったばかり。
それでも、仲良くさせてもらってる。

そのご夫婦がまたいい。
奥さんの何の交わりもないあの笑顔に癒され、
旦那さんのまっすぐで落ち着いた空気に包まれれば、
もうその瞬間はこの世の悪いことがすべて平和に
解決しちゃうんじゃないかってくらいの気持ちになるような人たち。

気温が高い日だったので、旦那さんからの今日のメールには「今日は暖かいね」
風が強く吹いているのを見て言った奥さんの一言は「踊ってるね」
マルコともすぐなかよくなって散歩に連れてってくれた旦那さんは「いい子だね」
お昼ご飯を作ってくれた奥さんに「おいしいです」と言うと、「素材がいいね」
奥さんは車にあるmyお箸をわざわざ取りに言ってくれた旦那さんに「ありがとう」
旦那さんはご飯の片付けをしてくれた奥さんに「ありがとう」

このご夫婦からは、すてきな言葉しか出てこない・・・

まさに田舎ぐらしの象徴のような人たち。

そんな二人も数年前までは、大都会に住んでいた。
冷暖房完備の中で仕事をし、飲み会にも出かけていた。
そんな二人が田舎に来て1番感じているのは、
食べものがとても体に影響している、ということだそう。
外食をするとすぐに関節の痛み等の不調が出るという旦那さん。
今は奥さんがいい食事を作ってくれるから体の不調も治った・・・と。
それで、ほとんど外食もしないし、出かけるときもお弁当を持って行くとか。
とても繊細なそのご夫婦は、農薬を使った野菜と無農薬の野菜の味がわかったり、
新鮮な魚を求めて魚屋さんに言ったり、器で変わる味に気付いていたり。
本物の味を知っている。

食べ物のことはわたしも関心があり、よく思う。
わたしはもともとは砂糖依存だったと思う。(たぶんね)
でもいろいろな情報を知るうちに砂糖を少しずつ敬遠するようになった。
わたしはこのご夫婦ほど繊細でないので、
あまり違いや不調は感じないが、気持ち的なところで変わる。
やっぱりいいものはおいしいし、体も喜んでいる気がする。

調味料やインスタントなものは化学的なものが多く、
知らぬ間に人々の体を蝕んでいる。
忙しくて、お金がなくて、何とでも言い訳はできるけど、
少しでも多くの人が、このご夫婦のように
本当にいいもの”ほんまもん”を食して生きてほしいと切に願います。